「クレート」とは、キャリーと混同しがちですが、周りが穴の開いたプラスチックでできていて、前だけが網になっているものを言います。犬は本来巣穴で暮らす動物なので、その本能を利用したものです。
クレートを選ぶ基準は その犬が立って背中がつく位の大きさがベストです。
飛行機搭乗にもOKという、IATA国際貨物輸送協会の基準があるクレートを選ぶと安心です。これなら、車の移動に使う時に、事故に遭ってもダメージが少なくてすみます。
普段から クレートに犬を入れておく練習(クレートトレーニング)をしておくことも大切です。慣らし方としては、先ずはクレートの入口にフードをまいて食べさせるようにして、ドンドン奥に誘導してみましょう。クレート=良い場所と認識させてあげるのがコツです。入ることが好きになってきても 蓋を閉めてしまうのに慣れない子や、半年位までの小犬は、クレートを囲むようにサークルという柵のようなものを作って、中に排泄用のペットシーツを置くエリアが設置できれば、より暮らしやすいかと思います。
最終段階は、クレートに入って、蓋を閉めてしまい落ち着くように上から布をかけて、夜一匹で寝られるようにします。トイレは勝手に行かせないで、定期的に出して、ペットシーツに誘導してトイレをさせてあげたり、外で排泄をさせてあげるようにします。これだと、クレートの大きさしか場所を必要としないので、とても便利です。(渡辺りえ)